デザイン性のないポートフォリオ
フリーライターとしてのポートフォリオを作成するにあたり便利だと感じたブラウザの機能、webサービスについて書き留めておきます。
僕の仕事は人物取材が圧倒的に多く、取材対象者のほとんどは本名で登場していただいておりwebサイトやパンフレットの当該ページをそのままブログに張り付けるわけにはいきません。
それでも新たな縁を紡いでいくためにポートフォリオは必要ですので僕は発注元や制作会社、取材先の企業名などをそのまま明記した年度別の一覧ページにパスワードを設定して保護。
発注元や取材先の企業名を明らかにしていない一覧ページ(過去5年分)を見て興味を持たれた方(関係者限定)にパスワードをご案内することにしました。ですからポートフォリオといってもデザイン性はなく、年度別の一覧をクリックすればPDFファイルが開く、というページになっています。
公開中のwebサイトから該当ページを抽出
Chromeの印刷機能が便利
公開中のwebサイトから該当ページを抽出するには、Chromeの印刷機能が便利です。
(1)該当ページを表示して『印刷』(Ctrl+P)、右上の送信先のドロップダウンを『PDFに保存』に。
(2)全ページをPDFにする時はページのドロップダウンを『すべて』に。
(3)一部だけの場合は、ページのドロップダウンを『カスタム』にして任意の数字を入力。
冒頭の3ページだけでいいなら「1-3」になります。必要に応じて『詳細設定』で倍率や用紙サイズを変更しましょう。そして『保存』すればPDFファイル形式で保存できます。
サイトのリニューアル日や記事の更新日が迫っているけどポートフォリオを作成する時間がなく、取り急ぎ該当ページを保存しておきたい・・・という場合は、
そのページで『名前を付けて保存』(Ctrl+S)、
そのページの拡張子htmlをmhtmlに変更して保存。
こうしておけば、サイトから記事が削除された後もwebページの閲覧とPDFファイル変換ができますヨ。
Acrobatを使わずにPDFファイルを結合
例えば社長のインタビュー記事と社員の座談会のページを抽出して上下に結合したい場合などに便利なのは『ILOVE PDF』という無料のwebサービスです。
左上の『PDF結合』を選び、結合したいファイルを選び、任意の順番に並べて『PDF結合』をクリックすればOK。
PDFファイルの編集ソフトとしてはAcrobatが定番ですが、僕はこのwebサービスをオススメします。
パンフレットのページをPDFファイルに
家庭用インクジェットプリンタでスキャニング
webライターとして活躍している人には縁がないかもしれませんが、企業取材ではwebと紙媒体、パンフレット(会社案内など)をセットで受注することが珍しくありません。
僕自身、どちらか選べと言われたらwebではなく紙なので、パンフレットの担当ページもブログで閲覧できるようにしました。
スキャナとして使用したのは、brotherの複合型インクジェットプリンタDCP-J973Nです。
解像度は最大1200×1200dpi ですが、容量が大きくなり過ぎるので600×600dpiでスキャニングしています。
読み取り可能な最大サイズはA4。1ページずつ読み込み、向きを変えてPDFファイルで保存する、という作業をコツコツと重ねる以外に方法はありません。
Chromeの印刷機能で見開き結合
webページは上下にスクロールするので縦結合でいいですが、パンレットは見開きで見せたいもの。しかし『ILOVE PDF』では横結合ができませんので、再びchromeの印刷機能を使います。
手順は・・・・・・
(1)見開きにする2ページを連続スキャニングしてPDFファイルで保存。
(2)そのファイルをchromeで開く(ショートカットアイコンにドラッグ&ドロップ)。
(3)『印刷』(Ctrl+P)、右上の送信先のドロップダウンを『PDFに保存』。
(4)『1ページあたりのページ数』を『2』に。
これで見開き形式のPDFファイルになります。それをブログにアップ(WordPressでは写真をアップする要領で)すればオッケー。
僕は年度別の取材・執筆実績は↓↓こういう形↓↓で一覧にしています。
・社員紹介(2名)
目的は、PDFファイルをダウンロードして読んでもらうこと。
新規のクライアントから「これまでの作品を見せてほしい」と要求されることはそうそうありませんが、こうしておけばURLとパスワードを送付するだけで事は済みますからね。
官公庁の案件では、過去数年分の取材・執筆実績を送ってほしいと発注者に頼まれることもありますので、つくっておいて損はないと思います。
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