世界中の笑いものになるのはほんの一瞬。 | クロオカノート
スポンサーリンク

世界中の笑いものになるのはほんの一瞬。

世界中の笑いものになるのはほんの一瞬。
東京オリンピック・パラリンピックは首都圏(1都3県)会場の無観客開催が決定した。
1,569億円を投じて建設されたナショナル・スタジアムには、歓声も、拍手も、指笛も、足を踏みならす音もない。石橋を叩いて渡らないような臆病さ、生きるか死ぬかの状況でさえ空気を読み、周りの顔色を伺うような決断力のなさは今に始まったことではないが、バカさ加減も相当なものだ。

しかし、人は忘れることができる生き物だ。長野冬季五輪が開催された1998年はインフルエンザが猛威をふるい、2月1日〜7日までの患者数(感染者数ではない!)49万6,608人に達していた(※)ことをすっかり忘れているのがいい例で、メディアの情報を丸呑みする国民が選んだ愚かな政治家による腰の引けた決断によって、日本が世界中の笑いものになるのはほんの一瞬。2024年の開催地は、フランス・パリ。その頃には東京でオリンピック・パラリンピックが開催されたことなど、誰も憶えてはいないだろう。

(※)厚生省 1998年報道発表資料「インフルエンザ様疾患の流行状況について」

コメント

タイトルとURLをコピーしました