電子帳簿保存法とインボイス制度に対応したクラウド型確定申告ソフト
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フリーランスになって20余年。青色申告はExcelベースのソフトを使ってきましたが、電子帳簿保存法とインボイス制度の導入に対応するため、2022年度から有料のクラウドサービスマネーフォワード クラウド確定申告での仕訳を開始しました。フリーライターの僕が使ってみて分かったこのソフトの魅力は以下の5つです。
・共通IDでログインして使える連携サービスが便利
・他社の確定申告ソフトからデータのインポートが可能
・スマホで仕訳作業や申告書の作成ができる
・勘定科目や金額の修正が簡単にできる
取引を自動で取得・仕訳して学習。作業がどんどんラクになる
マネーフォワード クラウド確定申告は、多くの金融機関やクレジットカード会社、大手ECサイト(Amazon、楽天など)、電子マネーと提携。取引金額の取得と勘定科目の提案、仕訳を自動的におこないます。
あなたの仕事は、ブラウザ上でその勘定科目を確認すること。そして正しければ「登録」ボタンを。正しくなければ、あらかじめ登録された科目から適したものをプルダウンで選択して「登録」すればOK。
1度登録した仕訳はAIが学習しますので、次回以降は精度が向上。作業はどんどんラクになっていきますよ。
共通IDでログインして使える連携サービスが便利
マネーフォワードは確定申告の他にもさまざまなクラウドサービスをラインナップ。これらと『マネーフォワード クラウド確定申告』を連携すれば、電子帳簿保存法とインボイス制度にストレスなく対応できます。
僕が連携しているのは『クラウド請求書』『クラウド経費』『クラウドBOX』の3つ。それぞれ独立したサービスとして提供されていますがマネーフォワード クラウド確定申告と同じIDで利用できます。
『クラウド請求書』は請求書、納品書、見積書が作成できるサービス。取引先ごとに作成・登録して『マネーフォワード クラウド確定申告』の「請求書から入力」メニューを選択すれば、金融機関の取引と同じように仕訳してくれます。
『クラウド経費』は経費精算に特化したサービス。フリーランスの場合は自分で申請して自分で承認するという形になりますが、現金払いで受け取ったレシートや領収書をスマホで撮影してアップすれば、マネーフォワード クラウド確定申告で仕訳できます。
『クラウドBOX』はタイムスタンプ機能が付いた容量無制限(1ファイルあたりの容量は100Mまで)の保管場所。フォルダの作成はできませんが検索機能が充実していますので不便はありません。僕は領収書や請求書をすべてここに保管し、1カ月ごとに一括でタイムスタンプを押しています(1度押したファイルは自動的に除外されます)。
他社の確定申告ソフトからデータのインポートが可能
僕もそうですが、電子帳簿保存法への対応を迫られて確定申告(青色申告)ソフトの変更を考えているフリーランスの方は少なくないと思います。
マネーフォワード クラウド確定申告は、『弥生会計』『freee』のほか、『会計王』『勘定奉行』『やるぞ!青色申告』『JDL』『PCA』『財務応援』『ミロク』『A-SaaS』『CASH RADAR』からの仕訳データインポートに対応。
これまで使ってきた勘定科目、開始残高、仕訳を維持したまま乗り換えることができます。
(※)インポートできる内容はソフトによって異なります。
スマホで仕訳作業や申告書の作成ができる
マネーフォワード クラウド確定申告はデバイスを選びません。WindowsでもMacでも、iOSでもAndroidでも仕訳入力や申告書の作成・提出ができます。
乗り換えて良かったと思ったのは、スマホでいつでもチェックできること。毎日数字を見ているとケチくさい性格になりそうで今までは年末に時間をつくって片付けてきましたが、マネーフォワード クラウド確定申告はキャッシュフロー、収益、費用などのレポート機能付き。
可視化されたデータを確認しているうちに「通信費をもっと抑えてもいいのかな」などと考えるようになりました。
勘定科目や金額の修正が簡単にできる
マネーフォワード クラウド確定申告は仕訳帳の編集もカンタン。勘定科目の変更はプルダウンから選ぶだけ。領収証や請求書を後から添付することも可能です。
金融機関やカード会社から取得する取引は仕訳を登録すると削除されていきますが、もとのデータは残っています(登録済一覧のページ/PC版のみ)ので経費や売上の対象外とした取引を後から仕訳して計上することも可能です。
仕訳や申告書の作成には簿記の知識が不可欠ですが、変更・修正がカンタンなので使いながら学ぶこともできるはず。本年度、はじめて青色申告をする人にこそオススメしたいですね。
『マネーフォワード クラウド確定申告』の料金プラン
パーソナルミニ
副業などで確定申告をする必要がある方
年額プラン 800円/月
(年額9,600円)
月額プラン 980円/月
パーソナル
自営業、個人事業主として確定申告をする必要がある方
年額プラン 980円/月
(年額11,760円)
月額プラン 1,280円/月
パーソナルプラス
確定申告の操作が不安で電話サポートを受けたい方
年額プラン 2,980円/月
(年額35,760円)
月額プラン なし
(※)料金はすべて税抜き表示です。
個人事業主向けの料金詳細はこちら
僕にとってライターの仕事は副業ではなく本業です。青色申告は10年以上継続し、仕訳作業にも慣れていますので「パーソナルプラン」(年額プラン)を選択しました。1カ月間の無料トライアルが可能ですので、他社ソフトからの乗り換えを検討している方は、無料会員登録をして使ってみましょう。
青色申告をするのがはじめてで、PCやスマホでの仕訳操作に不安がある方は「パーソナルプラスプラン」が適していますが、仕訳や申告書作成には簿記の知識が不可欠です。ユーザー登録は、マネーフォワードが発行している「確定申告初心者ガイド」や、青色申告の書籍などを読んで理解を深めてからでも遅くはありませんよ。
「パーソナルミニ」は機能に制約がありますので、どちらかといえば自動化しなくても仕訳や申告書の作成ができるような方向け。副業でも「パーソナルプラン」の利用をおすすめします。
年額11,760円という価格は、フリーランスや個人事業主になったばかりのあなたにとっては軽い負担ではないかもしれません。
しかし、ずさんな仕訳によって税務署の調査を受け、65万円控除が取り消しになるリスクを考えればけっして高くはないと僕は思います。
経費として計上し、学びながら完璧な帳簿作成を目指していけばいいのではないでしょうか。

僕は「マネーフォワード クラウド確定申告」を通信費として計上しました。カードで一括払いです。
マネーフォワード クラウド確定申告の使い方~ユーザー登録後の流れ~
(1)事業者設定
事業者名(税務署に申請した屋号など)、氏名、電話番号、申告区分(青色・白色)、都道府県、業種(ライター、デザイナーなど)、免税事業者か否かなどを記入します。ほとんどが必須項目です。
(2)連携データの登録
●銀行
●カード
●電子マネー・プリペイド
●サービス連携
●通販
●ビジネス
の5つがあります。
(スマホでは銀行、カード、電子マネー・プリペイド、通販の4つ)
銀行
銀行、信用金庫、労働金庫、JAバンクをはじめ、ほぼすべての金融機関を網羅。取引銀行を選び「〇〇銀行と連携する」をクリックして、しかるべき情報を入力します。取引のある金融機関はすべて登録しておきましょう。
カード
クレジットカードです。あいうえお順にならんでいますのですぐに見つかるはず。利用しているカードはすべて登録しておきましょう。(楽天カードは登録できませんが、楽天市場と連携するとデータを取得できます)
電子マネー・プリペイド
モバイルSuicaやPASMO、d払い、nanaco、LINE Payなどが登録できます。
サービス連携
アメリカンファンディング、OwnersBook、クラウドクレジットをはじめ、24つのソーシャルレンディングサービス等を登録できます。
通販
ASKUL、Amazon、楽天市場、モノタロウ、LOHACO、ポンパレモール、Yahoo!ショッピングなど、16のECサイトを登録できます。
ビジネス
Amazon、楽天市場、BASEなどの出品者アカウント、クラウドワークスやランサーズの受注者アカウントを登録できます。
(3)開始残高を登録
開始残高の設定では、1月1日時点(開業年度は開業日時点)の資産残高を登録します。また、青色申告のために必須の設定です。
個人事業主の場合、会計期間は1月から12月までの固定となり、1月1日時点の資産の状況を開始残高として設定します。
今年度開業の事業者は、開業日時点の資産の金額を設定します。
詳しくは「マネーフォワード クラウド確定申告 使い方ガイド」をご覧ください
以上で準備は完了です。この後は自動的に取得する取引明細の内容と金額を確認し、仕訳作業を進めていきます。
おわりに
開始残高や連携データの登録、「対象外」にした仕訳の修正など、PC版でしかできない作業はいくつかありますのでスマホだけで確定申告を完結できるとはいえませんが、操作自体が簡略化されているのでPCスキルに自信がなくても大丈夫だと思います。電子帳簿保存法への対処に苦慮しているフリーランスの方はぜひ使ってみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。



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